【週刊 戦略調達 vol.63 2010.6.22】事業仕分けを仕分けする~(3)「変える」を徹底する
【ビジネス誌「Bizteria経営企画」にて「利は元にあり~グローバル競争時代の新解釈」連載開始】
経営者や経営企画担当者向けのビジネス誌「Bizteria経営企画」にて、弊
社代表の中ノ森が、「利は元にあり~グローバル競争時代の新解釈」とい
うタイトルで、支出管理(Spend Management、スペンドマネジメント)に
ついての連載を担当させて頂くこととなりました。
Bizteria経営企画は隔月を目処とした不定期発行のフリーペーパーです。
記事の一部は「Bizteria経営企画」のwebサイト
( http://www.bizteria.com/vol29/kiji7.htm )でご覧頂けます。購読
の申し込みは、そのページの下にある「続きを読む」のリンクから行なっ
て下さい。購読費用は掛かりませんので、記事のさわりだけでもまずは一
度ご覧下さい。
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【第1回テキサス大学オースティン校
McCombs MBA 非公式分校開催のご案内】
弊社の活動ではなく、代表の中ノ森の私的活動ですが、第1回テキサス大
学オースティン校 McCombs MBA 非公式分校の開催についてご案内します。
詳細はこちら( https://www.insightnow.jp/communities/id/79 )をご
覧頂きたいのですが、McCombs MBA 非公式分校は、McCombsのMBAプログラ
ムの教育方法を参考にしながら、自分達で最新のマネジメントに関る知識
を修得し、それを自分達が抱えるリアルの問題解決に用いて成果を上げる
と共に、知識を本当に使える自らのマネジメントのナレッジとしていくコ
ミュニティ、場、活動として展開していくものです。
尚、立ち上げメンバーがテキサス大学オースティンで学んだ経験を日本の
活性化に役立てたいというのがこのコミュニティの発端のため、名称はテ
キサス大学オースティン校 McCombs MBA 非公式分校になっていますが、
参加者はテキサス大学関係者やMBA取得者である必要はまったくありませ
ん。この非公式分校はテキサスの「来る者は拒まず」の雰囲気を受け継ぎ、
MBAを持っていない方、MBAをこれから目指す方、テキサス大学以外でMBA
を取得された方、何れも大歓迎との事です。資格や肩書きではなく、マネ
ジメントの知識を実際の現場でのリアルな問題解決に使えるようにしたい
という意欲があれば誰でも参加できる場です。
記念すべき第1回は、リーダーシップをテーマに7月16日(金)19:00から
開催されます。第1回の詳細は以下の通りです。
■ マネジメントトピックスに関るディスカッション
◇日時:7月16日(金)19:00-20:00
◇テーマ:リーダーシップ
◇マネジメントトピックス:鋭意作成中
◇参考図書:「徹底のリーダーシップ」ラム・チャラン著 プレジデント社
(参照リンク: http://amzn.to/d4njjb )
◇開催場所:株式会社 戦略調達オフィス セミナールーム
( http://www.mapion.co.jp/m/35.68215_139.736241666667_9/ )
東京都千代田区麹町6-2-6 ユニ麹町ビル4階(JR 四谷から徒歩2分。1階に
みずほ銀行が入っております。入口は建物を正面にみて左脇です。
◇費用:1,000円(税込)。当日会場にてお支払い下さい。必要な方には
領収書を発行します。
■ Think&Drink
◇日時:7月16日(金)21:00頃から
◇開催場所:YOTSUYA BREWERY(新宿区四谷1-8 中川ビル1F)
http://r.gnavi.co.jp/g608302/map1.htm
Tel.03-3353-1009
■ 申込方法
マネジメントトピックスに関るディスカッション、Think&Drinkの何れも会
場設定の関係上、予め http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=29953
から、お申し込み下さい。
■ 詳細お問い合わせ先
このメールへの返信で構いませんので、弊社宛ご連絡下さい。
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【今週のトピックス】
事業仕分けは、今度は行政事業レビューとして各省毎の事業仕分けへと広
がりを見せるなど、行政では非常に(政治的に)効果的の高い手法と受け
止められているようです。
二回ほど事業仕分けをケースにムダな支出や支出管理の手法を整理してき
ましたが、果たして事業仕分けはムダを省く打ち出の小槌なのでしょうか?
あなたもうすうす感じているかと思いますが、事業仕分けは残念ながら万
能薬ではありません。それどころか、使われ方によっては単なる偽薬に過
ぎないガマの油かもしれません。
今回は、事業仕分けの問題点を参考に、あなたの会社のコスト削減や経費
削減においても起こり勝ちな課題とそれへの対処についてお話します。
事業仕分けの熱狂の後、あなたは我に返り、こう尋ねます。
「それで予算は結局幾ら削減されたの?」
ちなみに、2009年の事業仕分けの成果は約7,000億円と言われていますが、
真偽の程は分かりません。なぜなら、事業仕分けの判定の結果は強制では
ありません。2009年は3兆円を目指して、7,000億円で少ないと言われてい
ましたが、最終的な予算の削減額はもっと少なくなっているかもしれませ
ん。或いは0もしくは反対に増えているかもしれません。これは、この3~
5月に行なわれた事業仕分けでも、これから行なわれる行政事業レビュー
でも共通の課題です。
これらの事業仕分けやレビューの最大の課題は、事業の廃止、見直し、予
算縮減など、どれだけ厳しい判定を行なおうと、その判定結果の見直しは、
これまでそうした事業を担っていた実務方に任せきりになっていることで
す。
ムダを省くということは、今までやっていたムダな作業や事業を止める、
作業・事業のやり方を変える、作業・事業をよりふさわしい主体に任せる、
事業主体の選定に競争を導入する等々、いずれもこれまでの行動を何らか
の形で変える事です。行動が変わらなければ、ムダはなくならず、コスト
、経費は変わりません。どんなに仕分け人が的確な鋭い指摘をしようが、
それを受けた結果として組織としての行動が変わらなければ何も変わりま
せん。
これまでそれを担っていた人間に、指示を出したたけで、本当に行動は変
わるのでしょうか?
担当者も馬鹿ではありません。事業仕分けで見れば、むしろ、官僚や役人
など、非常に優秀な人間であり、またその問題の専門家です。仕分け人が
ちょっと見て指摘するようなことは、言われなくても分かっている事ばか
りです。それでは、なぜそうしたムダがなくならないか?それは、ある意
味、確信犯的に行なわれているからです。
予算やコスト・経費に厳しいと言われている民間企業であっても、
「取引先や提供しているモノ・サービスの質を変えると、現場や利用者か
ら文句が来る」
「これまで何度も顔を合わせていた取引先を切らなければいけない。」
「この作業・事業をやめれば、自分の仕事がなくなってしまう。」
「個人的に取引先によくしてもらっている。」
といった内に秘めた理由で、表立った抵抗はしませんが、行動を変えるこ
とに対して意識的、無意識的なサボタージュがなされています。予算を確
保してしまえば、ムダを省く、コスト、経費を削減することに、個々人は
モチベーション、インセンティブがありません。オーナー経営者を除いて、
組織の金は他人の金であり、1円を稼ぐことの難しさ、大変さを知ってい
るのは、何度もお客さんに断られる営業を経験している人間位です。組織
の中には、ムダが心地良い人々がいっぱいです。これまでの行動を変えよ
うとすると、これらの人間がすべて抵抗勢力に回るのです。
地から自動的にお金を吸い上げられる、足りなくなれば簡単に借金ができ
る仕組みの行政では、こうした傾向は尚更です。
そうした組織の力学を理解せずに、
「仕分け結果を何が何でも守るべきだということではない。国民のさまざ
まな声は、次期予算編成に当然反映されるべきだ(出所:6月15日 時事通
信。探査機「はやぶさ」の帰還を受けて蓮舫行政刷担当相の発言。昨年11
月の事業仕分けでは、後継機開発など衛星関連予算を削減と判定していま
すが、「はやぶさ」の成功でこの仕分け結果の見直しを許容したものと思
われます。)」
などという甘い態度を見せれば、一気に抵抗勢力につけ込まれます。ムダ
の排除、コスト削減、経費削減に対しては、組織のあらゆる人間が抵抗し
ます。こうした中で、それらを進めていくには、一度「変える」と決定し
たことについて、本当にそれが変えられるまで個々人の行動を徹底するこ
とが必要です。
それには、その仕事の担当を替え、その時にムダを省く事、コスト削減・
経費削減がその人間の使命であることを明確にした上で任に就けるなどの
荒療治が必要です。しかも、それを担当する人間は、組織の中のすべての
人間を敵に回す覚悟と、それらの様々な抵抗、サボタージュを打ち破る圧
倒的なノウハウがないとムダもコストも経費も省けないのです。
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※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
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グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
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いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
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【編集後記】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
たとえば、4~5月に行なわれた仕分けの対象となった事業は230以上あり
ました。ここで、様々な行動の提言がなされた訳ですが、一つ一つの指摘
に対して、一つ一つの変更に対して、今回申し上げたような攻防が繰り広
げられる訳です。
一つ一つの提言について、単なる指摘に留まらず、それを実行する、実施
に責任を持つ、実施されるような仕組みをつくる、それが我われのような
問題解決に携わる者の役割と考えます(山本)
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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
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