【週刊 戦略調達 vol.59 2010.5.25】公益財団がプリウスをテアダウンするのは正しいのか?イノベーションへの敬意が必要
【申し込みが30社を突破!ストラテジックソーシングベンチマーク調査と「ストラテジックソーシングスコアカードの活用で、調達・購買部門のベ
ストプラクティスを取得」勉強会のご案内】
弊社では、先般ご案内した通り、調達・購買業務のあるべき姿と日本の現
状、各社様の状況を明らかにする目的で、戦略調達(ストラテジックソー
シング)スコアカードを開発し、現在、この戦略調達スコアカードを用い
て、幅広い規模・業種を対象としたベンチマーク調査を実施しています。
既に、30数社以上から申し込みを頂いていますので、面白い集計、分析が
できる手ごたえを感じておりますので、是非ご参加頂きたく、よろしくお
願い申し上げます。
参加手順は、まず、お名前、所属企業・団体でのメールアドレス、貴社名、
部署名、電話番号を明記の上、タイトルを「戦略調達ベンチマーク調査申
し込み」として、このメールへの返信で構いませんので弊社宛にご連絡下
さい。折り返し、弊社より、ベンチマーク調査票とその後手順につきご案
内申し上げます。2010年7月を目処に、集計・分析結果を調査参加者に配
布する予定です。
提出頂いた内容は、調査の集計・分析に活用されるのみで、個別に外部に
公表することは決してありません。もしご要望があれば、守秘義務契約を
締結させて頂きます。
戦略調達スコアカードならびにベンチマーク調査の詳細は
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark.html をご覧下さい。
また、この度、このストラテジックソーシングスコアカードを用いて、調
達・購買業務のベストプラクティスは現在どのようになっているのか、貴
社がどの辺りにあるのか、それをベストプラクティスに近づけていくには
どのようにすればよいのかを自己評価する方法を研鑽する「ストラテジッ
クソーシングスコアカードの活用で、調達・購買部門のベストプラクティ
スを取得」勉強会を開催します。
■開催日程:6月2日(水)19:00~21:00
■アジェンダ概要:
1.戦略調達・ストラテジックソーシングとは
2. 戦略調達スコアカードの裏にあるフレームワークと、診断結果のサン
プルレビュー
3.各23診断項目の解説と改善アプローチ
1) 全社的な調達戦略と調達機能の確保
2) 材別の調達戦略の立案能力と実行力
3) 調達の成果を上げるための手法
4) IT・ツールの活用
4. 勉強会参加社者の回答集計などを用いた診断結果の読み取り
5.戦略調達スコアカードの応用的利用方法
※アジェンダは状況により多少変更する場合がございます。悪しからずご
了承ください。
■開催場所:PE&HR社 hanzomon office(INSIGHT NOW!セミナールーム)
東京都千代田区麹町1-12-12 HOMAT hanzomon 4階
(東京メトロ半蔵門駅徒歩2分)
http://www.insightnow.jp/blogs/id/52
■参加料金:
・モニター特別価格:8,000円(税込)
・インタビュー掲載ご了承価格: 6,500円(税込)
【通常価格:15,000円(税込)】
■勉強会参加者特典
本勉強会の参加者の方々には、戦略調達ベンチマーク調査の参加者同様、
7月に配布を予定されているこの調査の集計・分析結果をもれなくお届け
しますが、それだけではなく、本勉強会参加者の方々限定の以下の特典
をご用意していますので、是非、ご参加頂ければと存じます!
・自主改善に必要となるスコアカードの構築フレームワーク
・調達・購買部門360度評価などのスコアカードの応用的利用方法
・希望される時には、弊社による貴社のスコアカードの総合評価、改善
方法の無償アドバイス
■詳細ならびに申し込み方法:
勉強会の詳細の確認と申し込みはこちら⇒
https://www.insightnow.jp/communities/application/71
(※webメディアのINSIGHT NOW!様主催のため、参加にはこちらへのユー
ザ登録(登録無料)が必要となります。)
当調査や勉強会に関する質問などがございましたら、このメールへの返信
で構いませんので弊社宛ご連絡下さい。
※尚、今回の調査ならびに勉強会は、所属企業・団体の調達・購買・物流
関連業務に携わっている方向けに行っているため、企業・機関・団体様を
特定できない場合や、コンサルティング会社、ソリューション提供会社な
ど同業他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて
頂く場合がございますこと、ご了承願います。
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【今週のトピックス】
日経BP社より「最新型車分解レポート2010 トヨタ自動車『プリウス』」と
いうプリウスの分解レポートが今月末に発刊されます。ハイブリッドシス
テム、高電圧の配線、軽量化のための車体部品などについて、写真や図版
などを交え詳述するとのことで、内容的には非常に興味深いものです。
しかし、もろ手を挙げてお勧めするかというと、どうもしっくりこない点
があります。こうした動きは、イノベーションやナレッジの創造をすぐに
陳腐化させ、中長期的には、それらへの投資の意欲を失わせ、反対に妨げ
になるのではないかという点です。
テアダウン、リバースエンジニアリングを行なう事自体は、今のところ法
的には問題ありません。しかし、それは、先日iPadのテアダウンレポート
にまつわるお話をさせて頂いたように、こうしたテアダウンの結果レポー
トが広く出回るという事態を想定していなかっただけで、法整備の方が遅
れているのではないかと考えられます。
出版物に例えるなら、テアダウンレポートは、「この本の構成はこうなっ
ています。タイトルはこうつけられていて、内容はこうなっています。」
という書き方で、中身は全文引用で記事を書くようなものです。自分達の
著作権にはうるさい出版社が、他人の知財になるとその権利保護に無頓着
というのは、特に日経BPのような大手出版社のやる事か疑問に感じます。
また、本レポートの作成には、ひろしま産業振興機構カーエレクトロニク
ス推進センターという公益財団が協力しています。地域産業の振興という
点はありますが、果たして、ここまで来ると、本当にそれが公益かという
点にも疑問があります。この活動に携わっている方々すれば、地域産業の
振興という目の前の目的に一所懸命のことなのかもしれませんが、今回の
件は、よくある合成の誤謬の例ではないかと思われます。
ここ20年余り続いている日本の現在の閉塞感は、日本にイノベーションが
不足していることが一つの大きな要因です。公益という観点からは、短期
的な利益の追求により、イノベーションの種を踏み散らかすようなことを
するよりも、イノベーションやナレッジの創造が報われる方向での政策誘
導をすべきだと考えられます。
少し話が大きくなりすぎました。調達・購買の現場の話に戻りましょう。
調達・購買の現場で今回の話と似たようなケースとしては、VA提案やRFP
でのサプライヤからの提案の扱いがあります。
サプライヤから上がってきた提案を、そのまま大手や既存取引先に見せ、
「お宅でこれと同じものをもっと安くできない」ということをしていませ
んか?
そんなことをしていると、「あそこは提案しても情報をただ取りされるだ
けでムダだ」と、すぐにサプライヤから良い提案が上がってこなくなりま
す。
これからは、コスト競争が激しくなる中、イノベーションがますます必要
になります。技術は専門化、高度化している中で、広くサプライヤの力を
使わなければイノベーションを起こすことが難しくなっています。
でも、日本では、これまで同質競争が繰り広げられてきた結果、どの業界
でも実際にイノベーションを起こすような提案力のあるサプライヤは、トッ
プ10社の中でも2-3社といった所しかありません。ですので、そうした提
案力のあるサプライヤは、今後ますます貴重になってきますので、大切に
付き合っていく必要があります。
具合的には、採用したいと思われる提案がサプライヤから出てきた時には、
そのサプライヤに敬意を払い、その提案を他の取引先にもっていくことな
しに、ある程度の取引をそのサプライヤに付与するのです。
そうすることによって、また新たな提案がそのサプライヤから寄せられる
ようになり、継続的な改善、イノベーションがもたらされる取引関係の構
築につながっていくのです。
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【株式会社 戦略調達からの他の情報提供のご案内】
■調達・購買コスト削減、業務改善にお悩みの方必見!「どこから始める
調達・購買コスト削減?」セミナーテキストを無料配布】
弊社では、先般開催し、高い評価を頂いた「どこから始める調達・購買コ
スト削減?」セミナーテキストを無料配布しています。
詳細はこちら⇒http://samuraisourcing.com/news/post_10.html
セミナーテキストの申し込みは、タイトルを「どこから始める調達・購買
コスト削減セミナーテキスト希望」として、
* お名前
* 会社名
* 部署名
* 役職名
* お勤め先メールアドレス
* 電話番号
をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。
※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
■調達・購買から始める環境経営、環境調達.com
弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それに資する優良なサ
プライヤの紹介など、企業の調達・購買活動からできる環境経営に関する
情報発信を行う、環境調達.comを運営しています。
環境調達.comはこちら⇒ http://samuraisourcing.com/knowledge/green/
環境調達.comの開設に合わせて、毎週木曜日+都度、環境調達.comの新着
トピックスを無料でお届するメールマガジン「環境調達.com」の配信も開
始しました。メールマガジン「環境調達.com」のご購読はこちら(ご購読
は無料)⇒ http://www.mag2.com/m/0000293666.html
■調達・購買部門のマネジメントblog 「調達・購買部門の縦と横」
調達・購買部門のマネジメントのあり方について、1.部門マネジメント、
2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
社サイトにご登録頂いた方に限り公開しています。詳細はこちら⇒
http://samuraisourcing.com/knowledge/blog/
※「調達・購買部門の縦と横」は、調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
同業他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂
く場合がございますこと、ご了承願います。
■調達・購買プロフェッショナル登録
当制度は、弊社でのポジションの有無に関わらず、調達・購買業務でキャ
リアを形成したいという方々に、希望する調達材カテゴリやご経歴などを
伺い、適したポジションの募集が生じた場合に、優先的にご登録頂いた方
へ働きかけるものです。
ご登録頂いた方には、定期的情報提供やトレーニング、各人の研鑽を目的
としたディスカッションセッションなどへのご招待といったメリットがあ
りますので、是非ご登録をお願いします。詳細はこちら⇒
http://samuraisourcing.com/recruit/recruit/entry.html
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【弊社のお勧め】
■『 中国調達とものづくりの現場から』(メルマガ)
バイヤーキャリア15年、中国調達7年の産機部品バイヤーのZhenさんの中国
調達実践論。その視点は、中国調達だけでなく、すべての調達に通じます。
無料購読はこちら⇒ http://www.mag2.com/m/0000241825.html
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【編集後記】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
実は、今回の話はあまり他人事ではないのです。私共のソリューション業
界は、正にナレッジで勝負する世界なのですが、どうも最近、行政による
ナレッジの叩き売りや囲い込みの動きが気になっています。
ナレッジの叩き売りというのは、委託事業などでマネジメントノウハウを
まとめそれを無料で公開する、囲い込みというのは、ナレッジやソリュー
ションに認定制度や資格制度を設けて、それらを権益化してしまうという
動きです。何れも、そうした動きの裏に入り込めるのは、体力のある一部
の大手シンクタンクやソリューション会社です。
まあ、我われ中小ソリューション企業は、それでも頭を使って、そうした
動きを上回る新たなイノベーションを世に出していくしか生き延びる術は
ないのでしょう。
正直しんどいです。果たして、こんなサイクルがいつまでも続くのか疑問
です。その分野で活動する企業の層が厚い方がさまざまなイノベーション
が生まれると思うのですが、これでは、中小ソリューション企業がすぐに
淘汰され、新規参入もなかなか起こりません。
マネジメントやITサービスの基本となるコンセプトが日本から殆ど生まれ
ていないのは、近視眼的な利益の追求や考え方によるこうした不健全なサ
イクルが一つの要因という気がします。(山本)
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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
■ご意見、ご感想、お問い合わせは ms1@samuraisourcing.com
トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきます ので、ご意見、
ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
■引用、転送などは、出所を明記して頂ければ、了承を得たものとします。
■よろしければお知り合いや職場の方々へ、この「週刊 戦略調達」をご
紹介・ご転送下さい。「週刊 戦略調達」のご購読申し込み(ご購読無
料)は⇒ http://www.mag2.com/m/0000288812.html
