【週刊 戦略調達 vol.55 2010.4.27】
火山噴火も想定するのがリスクマネジメント
【20数社が既に申し込み!ストラテジックソーシングベンチマーク調査へのご参加のお願い】
弊社では、この度、調達・購買業務のあるべき姿と日本の現状、各社様の
状況を明らかにする目的で、戦略調達(ストラテジックソーシング)スコ
アカードを開発しました。また、現在、この戦略調達スコアカードを用い
て、幅広い規模・業種を対象としたベンチマーク調査を実施しています。
当スコアカードでは、調達機能のあるべき姿を、全社的な調達戦略と調達
機能の確保、材別の調達戦略の立案能力と実行力、調達の成果を上げるた
めの手法、 IT・ツールの活用の四つの観点から、23の項目にまとめ、そ
れぞれにつき評価します。各評価項目は5段階評価となっており、それぞ
れの項目の各段階の状況がまとめられています。ですので、調査に参加す
るだけで、参加者の方が調達業務に必要な各項目のあるべき姿や、あるべ
き姿の段階的構築方法を把握できるものとなっています。
今回、この戦略調達スコアカードを用いて、企業規模や、業種、調達品目
を超えて、幅広い企業の調達機能の現状について比較可能な形で情報を集
め、日本の調達業務の現状を明らかにすると共に、参加者の方が日本全体
や業種の中での自社の調達機能の強弱の判断をできる情報の提供を目的と
したベンチマーク調査を実施しています。
今回の調査は、日本の調達業務の礎づくりという観点から、無料にて実施
しています。調査にご協力頂いた方には、漏れなく、調査・分析結果をま
とめたPDF資料をお送りします。また、当調査を、経営者、部門長、担当
者間での意識レベルの違いを明らかにする部門360度評価に使いたい時に
は、ご相談により、別途集計・分析などを行う形で対応します。
提出頂いた内容は、調査の集計・分析に活用されるのみで、個別に外部に
公表することは決してありません。もしご要望があれば、守秘義務契約を
締結させて頂きます。
参加手順は、まず、お名前、所属企業・団体でのメールアドレス、貴社名、
部署名、電話番号を明記の上、タイトルを「戦略調達ベンチマーク調査申
し込み」として、このメールへの返信で構いませんので弊社宛にご連絡下
さい。折り返し、弊社より、ベンチマーク調査票とその後手順につきご案
内申し上げます。2010年7月を目処に、集計・分析結果を調査参加者に配
布する予定です。
今回の調査では、参加された企業が調達・購買業務を行っていく上でのベ
ンチマーク、日本の調達業務の礎づくりにつながるものがご用意できたと
考えています。既に、20数社以上から申し込みを頂いていますので、面白
い集計、分析ができる予感もしておりますので、是非ご参加頂きたく、よ
ろしくお願い申し上げます。
当調査に関する質問などがございましたら、このメールへの返信で構いま
せんので弊社宛ご連絡下さい。
※尚、今回の調査は、所属企業・団体の調達・購買・物流関連業務に携わっ
ている方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合
や、コンサルティング会社、ソリューション提供会社など同業他社様から
の申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂く場合がござい
ますこと、ご了承願います。
戦略調達スコアカードならびにベンチマーク調査の詳細は
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark.html をご覧下さい。
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【今週のトピックス】
アイスランドの火山噴火に伴う欧州の飛行制限で、サプライ(供給)リス
クのマネジメントに問題があったケースが明らかにされています。
たとえば、半導体向け感光性樹脂やパソコンの欧州向け輸出や、放射性医
薬品原料、生花、緊急手配中のセンサー部品などの欧州からの輸入が滞り、
半導体では、現地での生産に影響が出かねない状況が懸念され、日産自動
車は、追浜工場と九州工場の計3ラインでの操業停止、以降の対応が未定
であることを明らかにしました。(出所:日本経済新聞 web刊 2010/4/19、
2010/4/21 9面)
「今回のような大規模な自然災害は想定外で、仕方のないこと」
果たして、そうでしょうか?
たしかに、火山噴火による火山灰の影響で、これだけ大規模に空港が閉鎖
されるということをピンポイントで想定することは難しいかもしれません。
ただ、ストライキやラインの事故、工場火災などで、調達品が届かないと
いうことはよくあります。
通常は、安全在庫や代替物流手段により、供給停止リスクに備えるもので
すが、今回のケースのような保存が利かず空輸せざるを得ないものでは、
そうした手段が取れません。それでも、まったく手がないかと言うと、代
替ソースや、製造拠点の分散などによる複数の市場へのアクセルルートの
確保といった方法が考えられます。日比谷花壇は、欧州からのバラが届か
なかったため、国産やケニア産に切替え、対応しています。
こうして見ると、サプライヤにとっては今回の件は自然災害かもしれませ
んが、それに伴う供給停止で影響を受けた買い手企業の問題は、自然災害
によるものか、サプライリスクのマネジメントができていないという自社
の責任によるものか判断が分かれるところです。競合他社がこの事態に対
応できていれば、お客様から見れば、今回の件は、「それは貴社の責任で
しょう。」ということになります。こうした時には、お客様からは納期遅
れのペナルティを課せられるものの、サプライヤに対しては、通常の売買
契約では自然災害を起因とする損害は免責となる条項が設けれられている
ことが多く、貴社は損害を転嫁できず、すべてを被らなければいけないと
いう最悪の事態に陥ることにもなりかねません。
こうした時でも、他に代替の調達ルートがないことを予め理解していれば、
サプライヤの止むを得ない供給停止については、貴社の責としないことを
お客様と握っておいたりすることで、最悪の事態を回避することができま
す。
要は、通常はあり得ないだろうと思えるようなトラブルを想定することで
す。簡単な事のように聞こえるかもしれませんが、通常あり得ないような
トラブルは、自分にとっての損害も大きく、こうした自分にとって望まし
くない事態は、考えるだけでも恐ろしく、人は、生理的に「そうしたこと
は、自分には起こらない」と思考停止しがちです。ただし、これはあくま
で願望であって、事実ではありません。「そうしたことは、自分には起こ
らない」というのは何の保証もないことです。
「担当者なら、何でそうした事態を想定しておかないんだ!」
経営者がこうした事態でよく逃げを打つ言葉です。確かに、担当者には、
こうした事態を想定しておく責任はあります。しかし、担当者にそうした
責任があることを理解させ、その責任を果たさせる責任が経営者にありま
す。担当者がやるべき事ができなかった責任は、究極的には経営者にあり
ます。究極的にと言うと、難しいことを要求しているように感じるかもし
れませんが、何のことはない、
「たとえば、この部品のサプライヤのラインがストップしたら、ウチの会
社はどうなるんだい?」
と何気なく聞けば、自社のサプライリスクマネジメントがどの辺りにある
のかすぐ把握できることです。この簡単な一言すら発せられない経営者は、
やはり経営者の責任を果たしていないと言えるでしょう。
あるカラオケチェーンの経営者のお客様は、新型インフルエルザが取り沙
汰された時、ある地域の店舗で感染者が出て、それらの店舗を長期空けら
れなくなる事態を想定して、数千万を払ってそれに対応した保険に加入し
ました。
あらゆるリスクに対して保険に入ることは決して勧めませんし、当件に弊
社が関わった訳ではありませんので、このお客様の判断が正しいものか否
かは分かりません。ただ、ここでお伝えしたいのは、普通であれば、「新
型インフルエンザ、怖いな、やだな。大変なことになったな。」で終わっ
てしまうところを、自分の仕事、オペレーションに最悪どのような影響が
出るのか、手を打つべきか否かをすぐに考えるこの方の凄さであり、その
姿勢です。この方のカラオケチェーンが、カラオケ市場の激しい競争、リー
マンショック後の消費不振にも関わらず業績を伸ばしているのは、この方
のこうした姿勢と無関係ではないように思えます。
「想定外のトラブルを想定する」それがリスクマネジメントの第一歩です。
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* 電話番号
をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。
※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
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弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それに資する優良なサ
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情報発信を行う、環境調達.comを運営しています。
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【編集後記】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
気がつけば、「週刊 戦略調達」は創刊から1年経ちました。現在、読者の
方は、269名となっていますが、無事、1年以上続けられましたのは、皆様
に支えられてのことです。
この「週刊 戦略調達」がきっかけとなって、弊社のことをご存知になった
方もいるかと思います。「週刊 戦略調達」が、そうした出会いの場になっ
ているというのは面白いなぁと感じています。
引き続き、皆様のヒントになるような情報提供を続けてまいりますので、
応援よろしくお願い申し上げます。(山本)
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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
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