【週刊 戦略調達 vol.31 2009.11.10】公共料金も削減可能 - 会計検査院が国交相に1億7千万円の電気代削減を要求
【株式会社 戦略調達 最新トピックス】
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【今週のトピックス】
業種によっては大きなウェイトを占める水道光熱費。その中には、電気、
水道、ガスなど公共料金が多く含められており、よく「公共料金だから下
げられない」と考えられています。今回は、公共料金でもコスト削減は可
能という事を示すトピックスをご紹介します。
会計検査院は、10月、国道などの道路照明に使われているランプより生じ
る電気代について、仕様として定められている省電力型ランプを採用して
いれば、2007、2008年度に約1億2,730万円のコスト低減、契約の是正で、
更に、4,247万円、33%のコストダウンが可能であったと、国交相に対し、
是正の処置を要求しました。(出所:会計検査院 検査報告)
国土交通省は、環境負荷削減を目的に、これまでの水銀ランプに比べ電力
消費量が約2分の1となる高圧ナトリウムランプ又はセラミックメタルハラ
イドランプなどの省電力型ランプを現在の推奨仕様としています。実際の
ランプの設置手配および管理は、国交省の設置基準をふまえて全国に点在
する国道事務所等が行っています。
現在、計8,643灯の水銀ランプがまだ使用されており、特に、この内の計
746灯は、07、08年度にランプの交換を行いましたが、仕様の省電力型で
はなく、従来の水銀ランプが用いられました。また、残りの水銀ランプは、
定格寿命を経過しているものが多く、それらについては、電気代の削減効
果、古くなった水銀ランプのメンテナンスや交換作業の効率を考えると、
まとめて省電力型ランプへの交換を行った方が、コスト削減となります。
会計検査院の国交相に対する是正のポイントの後者は、電力会社との契約
の是正です。電気を始めとする公共料金は、確かに民間の商取引と異なり、
交渉で契約条件を決める事はできません。しかし、利用状況に応じて料金
メニューが分かれており、また、業種や地域によっては、補助が適用され
る場合があります。電力、水道、ガス各社とも、こちらから働きかければ、
契約の適正化の相談に応じてくれますが、向こうから、こちらの利用状況
を診断し、契約の適正化を働きかけてくれることはありません。会計検査
院は、国道事務所等の電気需給契約にこの契約の適正化の余地がある事を
指摘したものです。
今回のケースでは、水銀から省電力型ランプへの交換を行った時に、契約
容量のVA(ボルトアンペア)を大幅に引き下げる事が可能になりますが、
このような契約の適正化が行われていないものが多数残っているために、
契約の見直しだけで実施可能な3割のコスト削減が失われてしまいました。
こうして見てきました通り、様々なテクニックによる使用量の削減と、契
約の適正化により、下げられないと思われている公共料金であっても、コ
ストダウンが可能になります。
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【編集後記】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今週は公共料金の削減の視点から取り上げましたが、今回のケースは、も
う一つ重要なトピックスを含んでいます。来週は、それについて触れる予
定ですので、お楽しみに。
どんなテーマか予想してみるのも面白いかと(山本)
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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
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■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
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