【週刊 戦略調達 vol.29 2009.10.27】
バリューエンジニアリング(VE)をVEする

【環境調達.comへのご関心アンケートのご協力のお願い】

株式会社 戦略調達 山本です。

環境調達.comへのご関心アンケートにご協力頂いた方はありがとうござい
ました。

アンケートは今月30日で締め切ります。あなたの「環境調達.com」へのご
関心をこの機会にお伝え下さい。「環境調達.com」を読まれていない方で
も、こういう情報があれば読むという事も伺っていますので、ご協力願い
ます。1分と掛かりませんのでよろしくお願い申し上げます!

現時点では、5:1でサプライヤの紹介よりも、LeanでGreenな製品・サービ
ス開発事例の紹介をという事です。アンケートの結果の比率に合わせて、
記事を構成していく予定ですので、あなたの声をお聞かせ下さい。

アンケートはこちら⇒ http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=20269

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【今週のトピックス】

先週、今求められているのは、高付加価値ではなく、高価値への転換とい
う話をしました。この考え方は、これまでのVEへの挑戦でもあります。

VE(Value Engineering、バリューエンジニアリング)は、開発購買で用
いられる手法の一つで、製品やサービスの価値を、
V(価値)=F(機能)/C(コスト)という形で捉える事により、価値向上
を図る手法です。非常にパワフルな手法で、弊社では、開発購買に留まら
ず、商品・サービス、サプライチェーンマネジメント、事務オペレーショ
ンの企画など、様々な分野に応用しています。

今回は、VEのパワーを信じる者として、敢えて、VEの大家の先生方に挑戦
したいと思います。それは、幾つかのVEの教科書では、高付加価値化の考
えに囚われた限定をVEに課す事によって、VEそのもののパワーを損なって
いるというものです。

それらの教科書では、VEを機能維持/コスト低減、機能向上/コスト維持、
機能向上/コスト低減、機能向上/コスト向上のみがVEであり、機能を削っ
てコストを低減し価値を向上させるのはVEではないと教えています。なぜ
機能を削っていけないかの説明はなく、ただ、VEとはそういうものだと言
い切って終わりです。

この考え方は、価値ではなく、機能が絶対であるという機能至上主義であ
り、これでは、Value Engineeringではなく、Function Engineering、
Cost Engineeringではないでしょうか?

VEでは、機能定義をゼロゼースで考えるので、お客様が必要としていない
ものはここで弾かれ、機能に入り込まないという考え方なのかもしれませ
んが、機能を削るのはVEではないと指導してしまえば、教えられた生徒は、
例えお客様が価値を認めないものであっても、なかなかそれを外す事はで
きません。

VEをこのように限定的に考えても問題がなかったのは、単にVEが高度成長
期に磨かれてきたからに過ぎないのではないでしょうか。その結果、VEの
公式が、いつの間にかV(付加価値)= F(機能)/C(コスト)に置き換わっ
てしまったのではないでしょうか?

弊社は、敢えて、VEの大家の先生方に挑戦します。VEの公式を、
V(付加価値)= F(機能)/C(コスト)から
V(価値)=F(機能)/C(コスト)
の原点に戻し、機能を削ってコストを低減し価値を向上させるのもVEとし
て認めてはいかがでしょう。

能楽師の世阿弥が説くように、どんな手法を使うにあたっても、まず師の
教えを守り、その教えの中で時代に合わなくなったものを破り、最後には、
師の教えを離れ、自らの型を築く守破離の精神が大切です。

そろそろVEをVEする時期に来ているのではないでしょうか?

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をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。

※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

■「月刊 戦略調達」のご案内
弊社では、弊社からのお知らせや弊社の調達・購買業務、部門マネジメン
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「月刊 戦略調達」は、臨時号を除き月刊で発行する予定です。

ご購読をご希望の方は、件名を「月刊 戦略調達配信希望」とし、
  1) 貴社名
  2) 貴部署名
  3) お役職名
 4)お名前
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 6) お電話
  をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛にメールにてお送り下さい。

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弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それに資する優良なサ
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情報発信を行う、環境調達.comを運営しています。

環境調達.comはこちら⇒ http://samuraisourcing.com/knowledge/green/

環境調達.comの開設に合わせて、毎週木曜日+都度、環境調達.comの新着
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始しました。メールマガジン「環境調達.com」のご購読はこちら(ご購読
は無料)⇒ http://www.mag2.com/m/0000293666.html

■調達・購買部門のマネジメントblog 「調達・購買部門の縦と横」
調達・購買部門のマネジメントのあり方について、1.部門マネジメント、
2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
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※「調達・購買部門の縦と横」は、調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
同業他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂
く場合がございますこと、ご了承願います。

■調達・購買プロフェッショナル登録
当制度は、弊社でのポジションの有無に関わらず、調達・購買業務でキャ
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伺い、適したポジションの募集が生じた場合に、優先的にご登録頂いた方
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ご登録頂いた方には、定期的情報提供やトレーニング、各人の研鑽を目的
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調達実践論。その視点は、中国調達だけでなく、すべての調達に通じます。
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【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

弊社としては、別に、偉い先生方に、機能を削ってコストを低減し価値を
向上させるのをVEとして認めて頂かなくても良いと思っています。あくま
でも成果を出す事が大切であり、VEの名前がつこうがつかまいがどちらで
も構いません。

ただ、名前や型にこだわって発想を限定し、成果を減じてしまうのはもっ
たいないと思います。

繰り返しになりますが、「環境調達.com」へのご関心についてのwebアン
ケートは今月30日で締め切りです。この機会にあなたの「環境調達.com」
へのご関心をお伝え下さい。(山本)

アンケートはこちら⇒ http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=20269

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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
■ご意見、ご感想、お問い合わせは ms1@samuraisourcing.com
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  ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
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