ナレッジ  » 週刊 戦略調達 vol.21 2009.9.8

【週刊 戦略調達 vol.22 2009.9.8】
商船三井、中国の買い付け物流サービスを開始

【今週のトピックス】

商船三井は米国の大手婦人服専門小売店に対し、中国の複数の契約工場で
生産した衣料品を現地で在庫管理し、一括して米国まで輸送する「買い付
け物流(バイヤーズコンソリデーション)」のサービスを開始すると発表
しました。(出所:商船三井 プレスリリース)

バイヤーズコンソリデーションは、複数の工場で生産されたものを混載し
て、目的地へ輸送する物流形態で、製造業の方にとっては、この内、定期
ルートで荷主を回って集荷を行うミルクランという呼ばれる方法の方が、
名前をご存知かもしれません。バイヤーズコンソリデーションもミルクラ
ンも各工場から出される少量の積荷を一台の車両にまとめる事で積載効率
を高め、配送ルートを適正化する事で配送効率を高め、調達物流を改善す
る手法です。

コスト削減の一手段として、中国などのLCC(ローコストカントリー:非
常に低コストで生産可能な国)からの海外調達を検討する際にまず障害に
なるのがサプライヤの開拓ですが、それと同じ位に大きいのが、通関など
の輸入手続きも含めた調達物流です。

これまで、これらの問題解決を取り扱ってきたのは商社でしたが、その問
題解決の方法は、実際に現地に拠点を設け人を置くという古典的方法です。
しかし、総合商社を筆頭にその人件費は買い手企業に比し安いという事は
なく、逆に高い位で、商社のビジネスモデルは、日本で売れそうなものの
販売代理権を取得し、大量に裁くという販売代行モデルです。ですので、
買い手企業の仕様を基に適したものを探してくるという調達代行は、商社
の間尺に合わず、サプライヤの開拓を商社に相談しても、あまり真剣には
取り合ってくれません。

ですので、直材、特に汎用品以外のものの海外調達については、自社で現
地調達拠点や輸入業務に専任スタッフを貼り付けられる大企業以外は、な
かなか踏み込む事ができませんでした。

しかし、現在では、今回のケースのように、通関や物流については、それ
ぞれ通関会社や物流会社に任せる事ができるようになっているので、買い
手企業はサプライヤの開拓のみに注力できるようになっています。また、
サプライヤの開拓については、弊社のように調達代行を専業として行う会
社も出てきていますので、海外調達の敷居はかなり下がってきており、や
る気さえあれば、中小企業でも取り組む事ができるようになってきていま
す。

あなたも、コスト削減で手詰まりを感じているようであれば、海外調達を
一つの手段として検討されてはいかがでしょうか?LCCのサプライヤは、
日本とは違いバラツキはありますが、すでに欧米、日本企業との取引で鍛
えられている会社も数多くあります。それを見極めるのが、正に、調達の
仕事です。弊社では、コンテナ単位の調達であってもサプライヤ開拓を支
援していますので、お気軽にご相談頂ければと思います。

―――――――――――――――――――――――――――――――――
【最新トピックス】
■支出管理の世界的リーディング企業のZycus社との提携により支出管理・
 契約管理ソリューションの販売開始

弊社は、この度、支出管理ソリューションの世界的なリーディング企業
Zycus, Inc.と業務提携し、Zycus社の支出管理、電子調達、契約管理ソ
リューションの販売を開始しました。

Zycus社の支出管理・電子調達・契約管理ソリューションの概要はこちら
⇒ http://www.samuraisourcing.com/service/zycus/

―――――――――――――――――――――――――――――――――
【株式会社 戦略調達からの他の情報提供のご案内】
■調達・購買コスト削減、業務改善にお悩みの方必見!「どこから始める
 調達・購買コスト削減?」セミナーテキストを無料配布】

弊社では、先般開催し、高い評価を頂いた「どこから始める調達・購買コ
スト削減?」セミナーテキストを無料配布しています。

詳細はこちら⇒http://samuraisourcing.com/news/post_10.html

セミナーテキストの申し込みは、タイトルを「どこから始める調達・購買
コスト削減セミナーテキスト希望」として、

    * お名前
    * 会社名
    * 部署名
    * 役職名
    * お勤め先メールアドレス
    * 電話番号

をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛に、もしくはこのメールの返
信にてお申し込み下さい。

※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
ているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コンサルティン
グ業やソリューション提供業の方の申し込みについてはお断りさせて頂き
ます。ご理解ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

■「月刊 戦略調達」のご案内
弊社では、弊社からのお知らせや弊社の調達・購買業務、部門マネジメン
トに関するトピックをお送りする「月刊 戦略調達」を発行しています。
「月刊 戦略調達」は、臨時号を除き月刊で発行する予定です。

ご購読をご希望の方は、件名を「月刊 戦略調達配信希望」とし、
  1) 貴社名
  2) 貴部署名
  3) お役職名
 4)お名前
  5) ご所属先メールアドレス
 6) お電話
  をご記入の上、ms1@samuraisourcing.com 宛にメールにてお送り下さい。

■調達・購買から始める環境経営、環境調達.com
弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それに資する優良なサ
プライヤの紹介など、企業の調達・購買活動からできる環境経営に関する
情報発信を行う、環境調達.comを運営しています。

環境調達.comはこちら⇒ http://samuraisourcing.com/knowledge/green/

環境調達.comの開設に合わせて、毎週木曜日+都度、環境調達.comの新着
トピックスを無料でお届するメールマガジン「環境調達.com」の配信も開
始しました。メールマガジン「環境調達.com」のご購読はこちら(ご購読
は無料)⇒ http://www.mag2.com/m/0000293666.html

■調達・購買部門のマネジメントblog 「調達・購買部門の縦と横」
調達・購買部門のマネジメントのあり方について、1.部門マネジメント、
2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
社サイトにご登録頂いた方に限り公開しています。詳細はこちら⇒
http://samuraisourcing.com/knowledge/blog/

※「調達・購買部門の縦と横」は、調達・購買・物流関連業務に携わって
いる方向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、
同業他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂
く場合がございますこと、ご了承願います。

■調達・購買プロフェッショナル登録
当制度は、弊社でのポジションの有無に関わらず、調達・購買業務でキャ
リアを形成したいという方々に、希望する調達材カテゴリやご経歴などを
伺い、適したポジションの募集が生じた場合に、優先的にご登録頂いた方
へ働きかけるものです。

ご登録頂いた方には、定期的情報提供やトレーニング、各人の研鑽を目的
としたディスカッションセッションなどへのご招待といったメリットがあ
りますので、是非ご登録をお願いします。詳細はこちら⇒
http://samuraisourcing.com/recruit/recruit/entry.html

―――――――――――――――――――――――――――――――――
【編集後記】

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

海外調達は、調達品のコスト構造を抜本的に変え、飛躍的なコスト削減の
機会をもたらします。先日もお客様の引き合いにより、ある加工品の見積
を取った所、CIFで現行品の3/4の価格が出てきました。

しかし、担当者の方は、昔、海外調達品の塗装ムラがひどく、1/4のコス
ト低減では、不十分との回答で、サンプルの取り寄せにも至りませんでし
た。

リスクに対する考え方は各社各様なので、弊社はお客様の判断に従うしか
ありませんが、この様な消極的考え方では、決してコスト低減は進みませ
ん。確かに、ex-worksやFOBで25%のコスト削減ならば、物流コストや取引
上のリスクを考慮すると、海外調達からメリットが得られるぎりぎりの線
ですが、CIFでこの価格差となると、かなりの確率で、大きなコスト低減
が図れるものと見込まれます。

過去、海外調達で痛い目にあったとの事ですが、今では海外調達が進み、
多くのサプライヤが日本との取引で鍛えられ、品質も向上している会社も
数多くあります。特に、海外サプライヤは、日本に比べ、会社間での品質
のばらつきが大きいので、異なるサプライヤであれば、その品質を実際に
評価しなければ、判断がつきません。

確かに、品質評価は、他部門の協力も必要で、手間も掛かりますが、その
ような手間を惜しんでいては、何も変える事ができず、何も変えないでコ
ストが下げるというのは、これまで高い価格をつかまされていたという事
がなければ、なかなかないものです。(山本)

―――――――――――――――――――――――――――――――――
【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
 www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
■ご意見、ご感想、お問い合わせは ms1@samuraisourcing.com
  トピックスの選定や構成も皆様の声に合わせていきます  ので、ご意見、
  ご感想をお寄せ下さい。(このメールへの返信でできます)
■引用、転送などは、出所を明記して頂ければ、了承を得たものとします。
■よろしければお知り合いや職場の方々へ、この「週刊 戦略調達」をご
 紹介・ご転送下さい。「週刊 戦略調達」のご購読申し込み(ご購読無
 料)は⇒ http://www.mag2.com/m/0000288812.html

このページの先頭へ