【週刊 戦略調達 vol.17 2009.8.4】
キャノン、部品の調達先情報を設計段階から事業部横断で共有
【今週のトピックス】キャノンは、2つあった設計システムを1つにするほか、事業部ごとに異な
る製品データの管理システムも一本化し、事業部を超えて開発・生産情報
のシステムを2010年に全社で統合し、情報を共有できるようにするとの事
です。(出所:2009年7月23日 日本経済新聞 13面)
記事によると、キャノンの狙いは、システム運用の効率化に加え、全社共
通で安くて品質の良い部品を利用することなどを通じて、2012年までの3
年間で合計1,000億円以上のコスト削減にあるようです。
具体的には、設計データから製品の構成部品の調達先などの情報を事業部
横断で共有できるようにし、他の事業部の調達先、購入品も含めた中から、
適正な部品、調達先を選定できるようにすることで、コスト削減を図るよ
うです。
今回の話は、部門間や拠点間のシステム統合の話が絡んでいるので見えに
くいのですが、調達・購買の観点からは、二つの典型的な課題への取組が
見受けられます。
一つは、開発・設計の段階から、早めに適正な仕様、コスト、取引先の情
報を提供し、それらを考慮した開発・設計を行われるようにする開発購買
の取組。
もう一つは、担当製品、事業部、工場、拠点などの垣根を越えて、何を、
どこから、幾らで買っているかを明らかにし、会社として、最善の仕様、
取引先、価格、取引条件などを決定していく集中購買に向けた取組。
こうして書いてしまうと簡単に見えますが、日常の業務に追われて、集中
購買、開発購買の何れもなかなか進んでいないのが現状です。「何でそん
な当たり前の事ができないのか」と思われる方は、先月、貴社全体で、誰
がどこから何を幾らで買ったか、調べてみて下さい。
かなりの会社が、この段階でつまずいているものです。
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弊社では、喫緊の課題である環境問題に調達・購買活動から貢献すべく、
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環境調達.comはこちら⇒ http://samuraisourcing.com/knowledge/green/
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2.体系化、3.実践という弊社独自の視点により、ブログ形式でまとめ、弊
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■調達・購買プロフェッショナル登録
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【編集後記】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
今回の記事から、キャノンは、未だに事業部購買となっている事が伺えま
す。中小企業の経営者、調達・購買部門の方からは、ロットが小さくて、
調達・購買の効果が上がらないという話を良く伺いますが、大企業では、
会社の活動が多岐に亘りすぎて、個々の調達・購買活動を、会社全体の調
達・購買力にまとめられないという別の問題を抱えています。
悩みはつきませんが、挑戦する余地があるからこそ、仕事は面白いのでは
ないでしょうか(中ノ森)
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【週刊 戦略調達】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
www.samuraisourcing.com
■発行日 毎週火曜日
■創刊 2009/4/16
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