【環境調達.com 第89号 2011.4.14】
コンセント単位で消費電力を見える化、節電へ - 富士通研究所
【環境調達.com 新着トピックス】東京電力管内の夏場の需給ギャップの目処が立っていないのは頭の痛い所
だが、富士通グループの研究開発機関、富士通研究所はそのギャップ解消
の一助になりそうな電源タップ(延長コンセント)を開発、4月から発売
する。
このタップは、富士通研究所が開発した業界最小クラスの電力センサーを
内蔵し、オフィスでのコンセント単位の消費電力を1Wから見える化する。
コンセント単位なので、それに接続する機器毎の電力消費を継続的に把握
でき、機器毎の待機電力も含めて、機器や人単位での使用電力を明らかに
することで、業務の生産性を損なう一律的なやり方ではなく、ムダな電力
利用に絞ったきめ細かい手を検討することが可能になる。同社によると、
これまでのコンセント単位で消費電力を収集できる電力センサーは、サー
バルームへの設置を想定し外形サイズを考慮せずに設計され、サイズが大
きすぎてオフィスには不向きであったという。
また、これまでのコンセント単位の電力消費をデジタル表示するプラグタ
イプのセンサーは、ネットワーク経由でデータを収集する機能を持たず、
表示データを手作業で集める必要があったが、今回開発されたものは、別
売の中継器を接続すると電力消費データをネットワーク経由で閲覧・収集
でき、各人の予定表と連動させ、業務と消費電力を関連付けて表示させら
れる。それにより、離席時のパソコンやディスプレイ、電気スタンドの消
し忘れなどのムダを明らかにすることで、省エネについての意識づけを徹
底するといった使い方も用意されている。
省エネルギー、省資源、コスト削減だけでなく、それ以外の業務、たとえ
ば売上向上も含めて、何かを改善するには、そもそも何が「問題」で、そ
の問題の「原因」は何かを明らかにしなければ改善は始まらない。節電で
あれば、自社や自分がどれ位の電力消費をしているのかを知らなければ、
それが問題とすべき状況なのかも分からない。仮に、節電のために電力消
費を抑えようということになったとしても、誰がどの設備でどういう理由
でそれだけの電力消費をしているのかが分からなければ、それが削ってよ
いものかどうか、どういう対策が打てるものなのかも分からない。
状況を見える化するもう一つのメリットは、対策の成果が簡単に見えるよ
うになることで、実際に対策に携わる人々が自分の努力が効果があるとい
うことを実感し、必要なアクションを自発的に継続するようになることだ。
改善の努力は、時として、手間を増やさなければならない場合がある。た
とえ手間が増えなくても、人間は今までやっていないことをやらなければ
ならないだけで嫌がるものだ。しかし、その手間、行動によって目に見え
て成果が出るとなると、そうしたアクションそのものが楽しくなり、楽し
みながら同じ動作を繰り返す内に、やがてそれが習慣となり、無意識の内
にあるべき行動を取るようになる。実際にこの電源タップを利用したとこ
ろ、富士通研究所の一部オフィスで約20%の、富士通の一部オフィスでは
約15%の消費電力削減に成功したという。これらの効果については、消費
電力の少ない設備への交換をした等の対策についての断りが特にないので、
恐らく、個々人の消費電力量を単純に見える化するだけで、ムダに気づい
た人々が自発的に使っていない時のPC等の設備の電源を落としたことだけ
でもたらされたものであろう。問題がこれまで手つかずであった時には、
投資などせずとも簡単にできることをやるだけでこれだけの成果を挙げら
れることは多々あるものだ。将来的には、改善を定着させるには、ポカよ
けのように強制的に型にはめる方法が効果的な場合があり、センサーで消
費電力を見極め、一定時間の待機時間が来たら、自動的に電源を落とすよ
うなアプリケーションを開発するという手もあるかもしれない。
この電源タップは開発元の富士通研究所と同じ富士通グループでリレーや
コネクタなどの電子部品やサーバ・コンソールスイッチなどのネットワー
ク機器メーカの富士通コンポーネントが「スマートコンセント」の商標で
製造・販売する。価格は何れもオープン価格だが、タップが1万円台後半、
中継器は4万円台後半を想定しているという。
◇ピックアップ企業情報
名称:株式会社富士通研究所
代表者:代表取締役社長 村野 和雄
事業内容:
- 次世代ソリューション/サービスやシステム、ネットワーク、デバイス、
材料に至る先端技術の研究開発
所在地:〒211-8588 川崎市中原区上小田中4-1-1
名称:富士通コンポーネント株式会社
代表者:代表取締役社長 石坂 宏一
事業内容:
- リレーやコネクタなどの電子部品やサーバ・コンソールスイッチなど
のネットワーク機器の製造販売
所在地:〒141-8630 東京都品川区東五反田2-3-5 五反田中央ビル
※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考
情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約に
ついては、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約
についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あ
らかじめご了承下さい。
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【弊社サイト会員様向けページ「調達・購買部門の縦と横」に「事故や
災害時におけるサプライチェーンマネジメント(短期的対応)」を掲載】
調達・購買部門の皆様におかれましては、震災後の調達・購買、サプライチェー
ンの復旧に奔走されていることかと存じます。様々な材で長期間の供給停止や
不足が見込まれており、焼け石に水なのは分かっていますが、こうした状況の
中での短期的な調達・購買、サプライチェーンの復旧に向け何をすべきか、弊社
サイト会員様向けページ「調達・購買部門の縦と横」に「事故や災害時における
サプライチェーンマネジメント(短期的対応)」にまとめました。こうした情報提供が
少しでも皆様の事業の復旧、日本経済の復興につながればと願います。
「事故や災害時におけるサプライチェーンマネジメント(短期的対応)」
web会員の方は⇒ http://samuraisourcing.com/member/blog/37.html
弊社サイトへのご登録申し込み(ご登録無料)は⇒
http://bit.ly/aEJAK0
※会員様向けの情報提供は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方
向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、コン
サルティング会社、ソリューション提供会社など同業他社様からの申し込
みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂く場合がございます。
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【「購買プロフェッショナルマネジメント企業から見た購買の方向性」講演
資料の公開のお知らせ】
先日、弊社代表の中ノ森が行った「購買プロフェッショナルマネジメント
企業から見た購買の方向性」と題した講演資料を、web会員様向けに公開し
ています。
当資料では、間接材、本社購買、総務購買、販売管理費品目を中心とした
購買業務の方向性と、日本企業のこれらの購買業務の現状、今後の取組の
具体的な方向性についてご紹介しています。
間接材の購買を担当されている方は是非ご覧下さい。まだ、弊社のweb会
員でない方は、これを機に是非ご登録頂ければと存じます。
既に弊社web会員様で講演資料をご覧になりたい方はこちら⇒
http://www.samuraisourcing.com/member/pdf/100827_ssi_Biznet.pdf
web会員登録のお申し込みはこちら(無料)⇒
http://bit.ly/aEJAK0
※会員様向けの情報提供は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方
向けに行っているため、企業・機関・団体様を特定できない場合や、同業
他社様からの申し込みにつきましては、お申し込みをお断りさせて頂いて
おりますこと予めご了承願います。
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【2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング継続調査のご案内】
弊社では、調達・購買業務のあるべき姿と日本の現状、各社様の状況を明
らかにするストラテジックソーシングスコアカードを活用したベンチマー
キング調査を継続的に行っています。
当調査は日本の調達業務の礎づくりという観点から、無料にて実施してい
ます。調査にご協力頂いた方には、漏れなく2010年春に実施した調査・分
析結果をまとめた「2010年ストラテジックソーシングベンチマーキング調
査報告書」ならびに次回更新版(2011年夏実施予定)を差し上げます。
調達業務のあるべき姿、他社との比較の中での貴社の現状、今後の改善点
を把握する上で、参考になる情報を提供できるかと存じますので、より多
くの方々にご協力賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
当調査の詳細と継続調査への参加申し込みについては
http://www.samuraisourcing.com/service/benchmark/ をご覧下さい。
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【貴社の取組事例や優良サプライヤ様を無料で応援させて頂いています】
弊社では、企業規模やブランドに関わらず、本当に良いモノが売れる社会
に微力ながらでも貢献したく、弊社が評価する環境負荷を低減する商品・
サービスの開発事例や優良サプライヤ様について、この環境調達.comや、
弊社のお客様や調達・購買部門の方々などに対する弊社からの情報発信を
通じて無料でご紹介させて頂いています。
是非、貴社の環境に配慮した優れた商品・サービスの開発事例や優良サプ
ライヤ様について、情報をお寄せ下さい。
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2.実際に環境負荷を低減するもの
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の情報は、このメールにご返信頂くか、ms1@samuraisourcing.com宛にお
送り下さい。評価やご紹介にあたって料金は頂戴しませんので、是非ご連
絡頂きたく、よろしくお願い申し上げます。
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信にてお申し込み下さい。
※当資料の配布は、調達・購買・物流関連業務に携わっている方向けに行っ
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【編集後記】
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
東京電力管内では、夏場の瞬間最大使用電力の25%程度削減が当面の目標
となっています。オフィスは工場と比べ、節電の取り組みはあまり徹底さ
れていない企業も多いので、今回ご紹介したような電源タップで見える化
するだけでかなりの効果が出せるかもしれません。
各企業、各家庭でこの節電対策に苦労しているかとは存じますが、これを
乗り越えることで、日本は環境経営で世界をリードする国になる機会と捉
え、前向きに取り組んでいきましょう(山本)
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【環境調達.com】
■発行者 株式会社 戦略調達 中ノ森 清訓
www.samuraisourcing.com
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